ビジネス書評家が絶賛した一冊(ある広告人の告白):10年前の読書メモから

ある広告人の告白[新版]

ある広告人の告白[新版]

 

 「初版が1964年(大昔過ぎる)」

「出版社が海と月社(知らない)」
「世界各国で100万部以上のベストセラー(全米も泣いた?くらいのありふれたコピー)」
 
・・・と普通ならスルーする本なんですが、
「営業」「広告」の勉強をしている(※担当社員には内緒で)関係で入手。
 
内容が濃すぎて消化できてない(--;ので、
気に入った文を3つピックアップ。
ものを売る代わりに人を楽しませたい、という誘惑は疫病だ
(私の遺言より、P25)

 講師は合格率と出席率で評価します。

「普通の」受験生の満足度を上げようとしすぎると、
「普通の」合格者は1年間無駄にします。
 
今は「出席率アップ」「平均的受験生を対象」で行ってますんで、
この言葉は耳が痛いです。
運良くよい広告キャンペーンが作れたら、効果が薄れるまで繰り返せ

 (成功する広告キャンペーンとは?P177)

「学生が毎年入れ替わる」
これが初学者向け講義、最大の特徴です。
広告を見ているのは整列している軍隊ではなく、 常に動いているパレードの群衆だ

平均的な受講生にとって

・可処分時間(使える勉強時間)
可処分所得(支払額)
・知識レベル(つまづく箇所)
は毎年同じ。
 
教える側は毎年レベルアップして「しまう」ので、気を抜くと
・解説が詳しくなりすぎる
・説明する分量が増えすぎる
となってしまう。
 
受験生の「生の声」というのも、
・心配性で些細なことばかり聞きに来る人、
・無理から質問事項をひねり出してくる人
・単に講師に誉めてもらいたいこと(専門的な議論を吹っかける人に多い)
しか集まらないので、適度に聞き流すのが重要です。
 
最後にもう一個。
 長期間売り上げが落ち込んでいる商品には近づかないことにしている。 そういう場合には必ずと言っていいほど、商品自体に本質的な欠点があるか、もしくは経営陣が無能なのだ。 (新しいクライアントの広告を作る場合の10項目、P99)
ともガモさん(兄貴のランチメイト)には一番重要かも。
 
取り上げたのは広告関係の箇所だけですが、
実際の会社経営に使えるノウハウが満載です。
鋭いフレーズが2ページに一回登場する上、前後と脈略のない具体例も
これでもか!というくらい詰め込んでます。
 
※おかげで自慢の速読術が使えなかった( ̄○ ̄;
 
読書で衝撃を受けたのは久しぶり。とにかくびっくりした。
一回では絶対に消化できませんし、読む度に違う教訓が得られます。
手元に置いておいて、月に一回くらい読み返すのが適当な本です。
 
 
smoothさんのブログにも詳しい記事があります。